食と心の関係「飢餓では死なず、飢餓感で死ぬ」

      2016/11/25

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戦争を知らない私たち多くは、食べるものに飢えた経験を知りません。

 

飢餓の時には、人間はどんな心理になるのでしょう?

 

こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。

 

東京新宿区神楽坂で「本気でホメオパス」を目指す人たちのための学校を運営しています。

 

とは言っても、アットフォームな学校です。

 

飢餓と飢餓感

 

座禅断食の師である野口法蔵さんの著書から教えていただいたことです。

 

「北朝鮮の飢餓の報告で、飢餓のときに人間はどのような気持ちになるのかというものが

ありました。

 

わかったのは人間は食べ物がなくて死ぬのではなく、恐怖心で死ぬということです。

 

飢餓ではなく、飢餓感で死ぬのです。」ー座禅断食のススメーから抜粋

 

なにやら物騒なお話になりましたが、人間は食べ物がなくて死ぬのではなく、食べ物がないという

恐怖心から死ぬのだというのです。

 

極限状態になったときに、人は飢餓で亡くなるのではなく、パニックを起こしたり、恐怖心に

覆われて命を落としてしまうのだそうです。

 

実は人間はどんな人でも食事なしで3週間くらいは生きられるそうです。

 

大事なことは「あわてないこと」。

 

先日も大きな地震がありました。

 

日本は今後また大きな地震に見舞われる確率が高いと言われています。

 

そこに暮らす私たちには、「物質的な備え」も必要ですが、それ以上に「心の備え」が必要なの

だと思います。

 

「物質的な備え」はわかりますが、この「心の備え」はどのようなものかを考えると、

 

大地震が起きたときにどこに避難するかなどを家族と話し合っておくことや、情報が取れるような

備えをしておくことなど、

 

日頃からそういう備えをしておくことで、ある程度の心の備えもできると思いますが、

 

それでも、やはり実際に大地震に遭遇すれば人は慌てるし、パニックにもなりますよね。。。

 

でももしパニックになったときに、心を落ち着かせてくれる物がそばにあったらどんなに

心強いとか思いませんか?

 

熊本の地震では、ホメオパシーのレメディが多くの方々のお役にたてているようです。

 

そのひとつが「アコナイト」というレメディです。

 

突然のパニック、死んでしまうのではないかという不安感や恐怖に使われるこのレメディは、

風邪などの初期症状にも使われ、

 

生まれたての赤ちゃんから100歳以上のお年寄りまで安心して使えることから、

 

世界各国で最も愛用されているレメディです。

 

いざという時の「心の備え」として、必ず持っておくべきアコナイトです!

 

ファスティングと断食

 

「ファスティング(fasting)」や「断食」が注目されていますね!?

 

これには体重の減量が目的ばかりではなく、老廃物や毒素を解毒するデトックス効果も期待

されています。

 

ことに腸は、最大の免疫器官で、体内にある免疫細胞の7割が腸に集中していることから、

最近では「腸」に注目が集まっています。

 

そんなファスティング、断食ブームですが、ファスティングと断食は同じものなのでしょうか?

 

違いはあるのでしょうか?

 

ファスティングと断食の違いは?

 

断食を英語にすればfasting(ファスティング)になりますが、最近ではファスティングと断食は

少し違う意味合いで使われているようです。

 

断食というと、その元は、宗教上の慣習として祈願したり、抗議したりするときに食物を断つ

ことをいうようです。

 

ただし、最近では宗教とは切り離して行われることもあります。

 

基本的には食物を摂らないか、限定されたものを少し摂るようなスタイルですが、簡単にいうと

心身を清める浄化のように思います。

 

宗教とは切り離しているとはいえ、その良さを取り入れて行っているのではないかと思います。

 

これに対して、ファスティングの目的は、消化器官を休ませることにあります。

 

食べ物を消化するにはかなりのエネルギーを必要とします。

 

ファスティングはその消化に使うエネルギーがほとんど使われないので、排泄機能にエネルギー

がまわされて排泄が高まり、消化器系も整ってくるのです。

 

とはいえ、断食とファスティングの境界線は曖昧なところがあります。

 

また、ファスティングにしても断食にしてもさまざまな方法があるようですね。

 

大事なことはどちらも安易に考えることなく、しっかりした指導の元で行うことだと思います。

 

坐禅断食の効用

 

私の坐禅断食の師は、チベットで修行をされた方ですが、チベットのことわざに、

 

「体のことをやるときには心のことを、心のことをやるときには体のことをやる」という意味の

ものがあるそうです。

 

心を変えていくときには、肉体を使った修行をする。体を変えていくときには、体でなく心を動

かした方が効果が早いということとか。

 

坐禅断食は、まさに坐禅の心と、断食の体の組み合わせでできています。

 

宿便をとることを目的にしている断食ですが、坐禅で背筋を伸ばすことが自律神経と腸に作用し、

宿便取りにかかる時間を短縮してくれるのだそうです。

 

この宿便、腸の周りに壁のように張りついている粘液なのですが、これは腸内を守る大切な働き

もありますが、

 

宿便が多くなると、逆に食物の吸収を悪くし、さまざまな病気の原因にもなるという厄介なもの

なのです。

 

そのために、定期的にこの宿便を取ることが大切とか。

 

坐禅断食によって、心の宿便も腸の宿便も両方取り除くことができるのです。

 

それによって心身ともに軽くなり、前向きに毎日を過ごしていくことができるようになるのです。

 

最終的な目的は?

 

ファスティングも坐禅も、最終的な目的は、本当の意味で自分にとって必要なもの、大切なもの

に気づき、その後の生活が変わっていくことだと思います。

 

終わったから、思いっきりご馳走を食べようとか、以前の生活や食生活に戻ってしまっては意味

をなしません。

 

あるいは、根深いストレスを抱えていたり、なかなか手放せない心を持つ方には、

ファスティングや断食とともにホメオパシーをお勧めします。

 

ホメオパシーは心の解放をもたらせ、その結果として体の問題も解決していくことができるの

です。

 

自分でできないことは、専門家の力を借りることも方策です。その方が近道です。

 

さて、自分のために、心と体の声に耳を傾けてみましょう。

 

東京スクールオブホメオパシー代表

(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子

東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)

℡ 03-5227-8305

東京スクールオブホメオパシー

薬や病院に頼らない健康法

 

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