知っていましたか?「市販の入浴剤」には害がある!
2017/08/11
知っていましたか?「市販の入浴剤」には害があることを?
仕事から帰った後の「お風呂」は一日のご褒美。「日本人に生まれてよかった〜」と思う瞬間ですね?
関東地方もやっと「梅雨明け」のようです。長い梅雨でした。。。
これから真夏の酷暑を迎えます。元気でこの夏を乗り切りたいですね〜!
こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
東京の新宿区神楽坂でホメオパシーの学校を運営しています。
お風呂は日本の優れた健康法
お風呂の習慣は、世界を見渡しても日本ならではの素晴らしく優れた健康法だと自慢出来ますね!
ところで、お湯につかるお風呂の習慣には、主に3つの効果があることをご存知ですか?
- 温熱効果
温熱効果では、「ぬるめのお湯」と「熱めのお湯」によって効果が違ってきます。
ぬるめのお湯(38〜39度)は、副交感神経を優位にしてくれるため、夜のお風呂に適しています。
ぬるめのお湯に20分くらいゆ〜くりとつかると、脈拍もゆっくりとなり、血流がよくなり、筋肉の疲れもほぐれ、リラックスできます。
さらに数分浴室をまっくらにして湯船につかることで、母親の子宮の中にいるような感覚を呼び起こし、一層リラックスができるので、ぐっすりと眠ることができます。
熱めのお湯(41〜42度)は、交感神経が優位となり、新陳代謝が促されて身体が活動を始めます。そのためにスッキリと爽快感を感じて目が覚めるのです。ということは、熱めのお風呂は朝に向いていますね。目安は5分くらいが良いでしょう。
また、温熱効果にはこんな効果もわかってきています。
「ヒートショックプロテイン」と呼ばれるたんぱく質が、熱めのお湯に10〜20分つかって体温を38度くらいまで上げると増えることがわかってきているのです。
このヒートショックプロテインには、傷ついた細胞を修復したり、免疫細胞を活性化させたりする働きがあるといわれています。
ただしこのたんぱく質は、熱によるストレスを感じたときに増えるので、いつもこのような入浴をしていると、逆に身体がそれに慣れてしまうので、たまにする方がよいでしょう。
また、もともと体温が低い人は、いきなり熱いお湯に長く入れば身体に負担がかかるので、平熱より1.5度高いくらいのお湯がよいとされています。
- 水圧効果
お湯の中では、ウエストが3〜6センチも縮むほど水圧がかかるそうです。
その結果、血流がよくなるため、肩こりや腰痛、むくみなどに効果があります。
心臓や肺の機能を高める効果もあるとか。
- 浮力効果
お湯につかることで、重力から解放され、筋肉や関節などにかかる負担が減るので、身体全体がゆるんでリラックスができるのです。
副交感神経が優位になる夕方から夜にかけて、ぬるめのお湯に20分くらいゆっくりと心身を解放して入るのがより効果的でしょう。
入浴の効果は他にもあると思いますが、せっかく日本特有の健康法です。もっともっと暮らしに生かしていきたいものですよね。
冬でも浴槽につからずにシャワーだけという人もいますが、なんとももったいない限りです。誰でもができるこんな素晴らしい健康法を使わない手はありませんよね。
あなたの使っている入浴剤は安全ですか?
こんな気持ちのよい素晴らしいお風呂の習慣に、さらにその気持ちよさや効果をプラスしたいと、市販の入浴剤を使う方も多いかと思いますが、それって安心出来るものですか?
薬局に行くと、色や香りもさまざま、日本の名湯やさまざまなネーミングの入浴剤を見かけます。
お風呂好きな人には、一日の疲れを癒すご褒美に、日曜日はローズの香り、月曜日はミントの香りというように毎日いろいろな香りのお風呂を楽しんでいる方もいるでしょう。
日本の名湯の入浴剤もしかり、日曜日は○○の湯、月曜日は○○の湯と、毎日各地の温泉を楽しんでいる方もいますよね。その気持ちわかります〜!(笑)
ただし、これらの市販の入浴剤に使われている香料や着色料の多くは、石油由来の合成品であることを知っていましたか?
香りも自然なものではなく、色も自然な色ではありません。
こういった入浴剤を入れたお風呂に入ることで、石油由来の合成された化学物質を経皮吸収という形で皮膚に吸収していってしまうのです。
アトピー性皮膚炎の方が病院でステロイドを処方されると、ステロイドの副作用や害を心配して、できれば使いたくないと考える方が増えて来ています。
もちろん入浴剤はステロイドとは違いますが、そうはいってもやはり石油由来の化学合成されたもの、毎日経皮吸収という形で使っていれば害になることは想像出来ます。
しかも、入浴のときには、石けんで身体をきれいに洗っていますから、皮膚のバリアも通常より弱まり、その上身体を温めているので、なおさら入浴剤の皮膚への浸透がよくなっているのです。
そのぶん、経皮吸収の害も大きくなるということです。
自家製の安全な入浴剤
でもやっぱり入浴剤が欲しいな〜ということであれば、安全で、簡単、安い入浴剤があります。いくつかご紹介しますね。
- フレッシュハーブの入浴剤
一般的なハーブであれば、ミントやレモンバーム、ローズゼラニウムなど、庭に茂ったハーブを生のままガーゼのハンカチで包んでお風呂にポン!
ホーローのバスは、ハーブの色がついてしまうことも考えられますので、お風呂が済んだらすぐに取り出しましょう。
我が家の定番は、セイヨウニンジンボクの茎と葉(凄く茂っていて香りが素晴らしいのでどんどん使えます)、月桂樹の葉(これもお風呂に入れるとスーとして気持ちがいい)、ミントいろいろです。
夏のお風呂には、月桂樹とミントのブレンドが最高です。清涼感があって、お風呂上がりの身体にスーと涼しい風が吹くようです。
安上がりで、気持ちのよい安全な入浴剤です。
- ドライハーブの入浴剤
フレッシュハーブが手に入らないときには、ドライハーブでも大丈夫。ハーブティーとして飲んだお茶ガラをハンカチに包んでお風呂にポン!
使い終わったハーブティーのティーパックを冷蔵庫に入れておき、2日分くらいのティーパックで楽しめます。ハーブティーも2度楽しめるというものです。
- フルーツの皮の入浴剤
無農薬のレモンや柑橘系のフルーツの皮をお風呂にポン!ゆず湯のような感じで。
子どももおとなも楽しめます。
*アロマテラピーの入浴剤
鎮静効果などのあるラベンダーや、爽やかな香りのレモングラスなど、比較的安価な精油で、お風呂に入れても安全な精油を使います。
精油の中には、強いもの、妊娠中には使わない方が良いものなどもありますので、お店でお聞きになってから使いましょう。
また、精油を直接お湯にたらすと、皮膚に直接つく可能性もあるので、お子さんのいる方や肌の弱い方などは、ホホバオイルなどをベースにしたアロマオイルをお使いになるといいのではと思います。
精油に関しては、お店でお聞きになってから使いましょう。
- その他にももっといろいろな入浴剤の楽しみ方もあると思います。ご存知の方は教えていただけると嬉しいです。
シャンプーの化学物質は脳に蓄積される
経皮吸収の害がもっとも強く出るのは髪の毛だといわれています。
シャンプーやコンディショナーに含まれている化学物質は、頭皮の奥まで浸透し、血流にのって全身にいきわたります。
多くの化学物質は水に溶けにくく、脂に溶けやすいという特性があります。ということは、身体の脂肪に蓄積されやすいために、一度体内に入ると排泄されにくいのです。
脳は、水分を除く約6割が脂質でできています。
頭皮から吸収された化学物質は、一番近くにある脂質、脳に蓄積されやすいのだといわれています。恐ろしいことです。。。(汗)
あれもこれも「害」があるからと、神経質になることもありませんが、少し意識すると暮らし方が変ってくるものです。
少しずつ、身の回りのものに関心を持ってみることが、健康に近づく一歩かも知れませんね。
東京スクールオブホメオパシー代表
(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子
東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)
℡ 03-5227-8305