こどものこと、どれだけわかりますか?

      2017/08/11

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「親はこどものことを一番知っている」はずですが、本当にそうでしょうか。。。?

 

そう思っていた私に、病気が「こどものこころ」を教えてくれました。

 

こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表黒澤今日子です。

 

東京新宿区神楽坂でホメオパシーの学校を運営しています。

 

こどものこころ

 

三女として生まれた娘には、8才と4才のお姉ちゃんがいました。

 

三女は両親やお姉ちゃんたちにかわいがられて甘えん坊に育ちました。

 

4才になる年に幼稚園に入園した娘ですが、甘えん坊の娘は母親の私と離れがたく、4日ほど毎日幼稚園の前に来るとメソメソ泣いていました。

 

幼稚園では、いつも先生のエプロンの端を握って、先生から離れません。

 

鬼ごっこでは、鬼になるのも鬼に追いかけられるのも怖いので、鬼ごっこをしているお友達の様子を見ているだけで満足でした。

 

運動会のかけっこでは、ひとりで走ることが出来ずに、先生に手を引かれて走っていました。

 

恥ずかしがりやで、気の小さな娘は、バスの中でブザーを押したいけれど、それをするにもバスの運転手さんに「ありがとうございます」という挨拶をするにも大きな勇気が必要でした。

 

それが出来たときには、「おかあさん、えらかったでしょ!?」と褒めてもらいたがる内気なこどもでした。

 

家では、打って変わってひょうきんで活発、毎日家族に歌を披露したり、踊りを披露したりすることが大好きな内弁慶の娘。

 

小学校2年生のある晩、いつものように歌や踊りを披露していたところ、たまたま夜も遅くなってしまったために「娘の舞台?」を「もう、早く寝なさい!」を強制的に打ち切りました。

 

その晩、ベッドに入ってまもなく娘は「てんかんの発作」を起こしました。

 

ホメオパシーへ

 

病院で「てんかん」という診断がくだされ、薬を飲むようになり3年過ぎました。

 

薬を飲んでいても「てんかん」の発作は治りません。

 

大きな発作はないものの、よく発作を起こしていました。

 

私はといえば、毎日「学校で発作を起こしていないか?」「登校の途中で発作が起きて倒れたらどうしよう。。」と不安だらけでした。

 

食事を見直したり、サプリメントを飲ませたりと、親として娘の病気のためにいろいろなことをやっていました。

 

そんなときに、ホメオパシーを知りました。

 

ホメオパシーの健康や病気に対する考え方やレメディの不思議さに、どんどん惹かれていきました。

 

もしかしたら、このホメオパシーが娘のてんかんにも効果があるかもしれないと期待が大きくなりました。

 

1999年の2月に、娘の病気を治すために、一大決心でイギリスにホメオパシーを学びに行きました。

 

小雪が舞って寒いロンドンでした。

 

小さな娘の手を引いてホメオパシーの旅が始まりました。

 

一粒で発作が消えた

 

1999年当時は、まだまだ一般にはインターネットも身近な物ではなく、日本にいながらホメオパシーを知ることが出来ない時代でした。

 

11才になった娘を現地の学校に通わせ、私はホメオパシーの学校で本格的にホメオパシーを学び始めました。

 

まもなく娘は大発作を起こしてしまいました。

 

薬は飲ませていましたが、環境が大きく変わったことで、小さな娘にも大きな負担がかかっていたのだと思います。

 

さすがに私も娘も不安になり、心細くて2人で泣きました。

 

そこで初めてホメオパシーのセッションを受けさせました。

 

それまでは、私が勉強をして娘の病気を治そうと思っていたのでしたが、そんなことを待っていられなくなったのです。

 

ホメオパスから渡された一粒の白い小さなレメディを娘の口に入れました。

 

それから半年間というものまったく発作がありません。

 

それまでは、月に数回は発作を起こしていた娘でしたから、てんかんを煩っていた3年以上の月日で半年も発作がないことなど一度もなかったのです。

 

ビックリしました!

 

それと同時に、「ホメオパシー、本物かも!!!」という実感が大きくなったのです。

 

実は、子連れホメオパシー留学は半年という夫との約束でした。

 

ところが私のホメオパシーに対する期待はどんどん大きなものとなり、娘も生活に慣れてきたこともあって、その後3年以上イギリスでホメオパシーを学ぶことになったのでした。

 

これが、当時11才だった娘と私のホメオパシーの旅でした。

 

11才でイギリスへ行った娘は中学3年生で日本に帰国し、その後再びイギリスの大学へ行きました。

 

私はといえば、考えもしなかったホメオパシーの学校を始めることになったのです。

 

レメディから娘の心が見えてきた

 

娘に処方されたレメディは、 西洋オキナグサというお花から作られたレメディでした。

 

このレメディの特徴的は、「見捨てられることの恐れ」「見捨てられるのではないかという不安」「見捨てられてしまったという思い込み」です。

 

そのため、見捨てられないように最大限の努力をし、愛する人にしがみつきます。

 

こどもに良く見られるレメディであり、妊娠中の逆子の状態にも使われるレメディなのです。

 

まさに、お腹のあかちゃんが「わたしはここにいるの、忘れないで!」と言っているかのように逆子の状態になるのです。

 

そして、娘もお腹にいるときに、逆子になったことがありました。。。そのときには自然に戻りましたが。

 

さて、このレメディと娘を重ねて考えると、腑に落ちるところがたくさんあるのです。

 

レメディの特徴を少しご説明します。

 

*西洋オクナグサのお花のように、下を向いて恥ずかしげで、内気で、おだやかで、気が小さい

*大好きな人から見捨てられないように、喜ばせたり、笑わせたり、相手の要望に合わせる

*こどもは大好きな人の注意をひくために、褒めてもらうために、さまざま努力をする

*虫が嫌い

*すぐにメソメソ泣くが、気分が変わりやすく、慰められれば立ち直りも早い

*暑すぎる部屋で症状が悪化し、外気で好転する

*てんかんや熱性けいれんなどの神経的な症状をもちやすい

 

まさに娘はこのとおりのこどもでした。

 

もちろん、娘にとっては、ふか〜い意識の奥の問題です。

 

このようにレメディの精神的身体的な特徴が娘の特徴とぴったりと一致します。

 

娘の振る舞いが「見捨てられることへの不安」から来ているのかと知った時に、あのときの「娘の舞台を中断させてしまったこと」は、娘にとってショックなことだったのかもしれないと考えたのでした。

 

気がつかなかった娘のこころの奥底をレメディによって教えられたのです。

 

レメディは、心身のバランスを戻し、それによってあらわれている症状を根本的に改善してくれる療法ですが、

 

それだけでなく、本人にも家族にもたくさんの気づきと教えをもたらしてくれるのです。

 

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東京スクールオブホメオパシー代表

(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子

東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)

℡ 03-5227-8305

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