寝だめ、寝過ぎも体に悪い!?
このところ随分 涼しくなって、夏の暑い頃とは違ってぐっすり眠れる様になりましたね?
1年のうちで一番過ごしやすい季節です。
それなのに、眠れない、熟睡感がないという方には、何か眠れない原因があるのです。
不眠の原因はいろいろです、自分ではなかなか解決出来ないこともありますが、まずはこんなと
ころからチェックしてみてはいかがでしょうか?
こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
東京新宿区神楽坂でホメオパシーの学校を運営しています。
眠れない理由は生活習慣にも?
最近、よく眠れていますか?
寝つきが悪いとか、夜中になんども目が覚めてしまっていませんか?
眠れない日が続くとホントに辛いですよね!?
でも、「病院に行って、睡眠導入剤をもらおうかな」と思ったり、「サプリメントを飲もうか」
と考える前にそのよく眠れないのは生活習慣のせいかもしれません。
夜更かしをしたり、夜型生活になっていませんか?
睡眠には、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンがかかわります。
メラトニンを作るにはセロトニンが必要で、セロトニンを出すには朝日を浴びたり、運動をする
ことが大切なのです。
わたしたちの身体は、夕方からメラトニンの分泌量が増えてきます。それによって体温が下が
り、活動性が低下して眠りに入る準備をしていくわけです。
ところがメラトニンを上手に出せないと眠くならないわけです。
そして、そのメラトニンを作るセロトニンは、朝日を浴びたり、運動をしたりすることで増えて
いくのです。
不眠が生活習慣によるものであれば、まずはこれを変えていかなくては改善が見られません。
サプリメントなどを飲めば、一時的には睡眠が摂れるかもしれませんが、今度は自分の身体でセ
ロトニンを増やす機能が眠ってしまいます。自分の力でセロトニンを増やす必要がなくなるから
です。
そうなんです、人間はさぼると機能が錆び付いてしまうのです。。。こがない自転車が錆びてし
まうのと同じなのです。
身体に備わっている働きは、眠らしたり、抑え込んではいけません。本当に必要な時に十分に働
けなくなるからです。
不眠で悩んでいる方は、まずは生活習慣の見直しを!
また、その上で、ホメオパシーのレメディの中には不眠の改善を促してくれるレメディがあるの
で試してみられると良いと思います。
一般的に不眠でよく使われるレメディとして、トケイソウから作られているレメディがありま
す。
トケイソウの名の通り、お花の模様が時計の文字盤に似ていることからその名がついた植物で
す。時計と不眠、面白いですね!?
それでも改善が見られなければ、ホメオパシーの専門家にお尋ねになると良いでしょう。
ホメオパシーでは、その原因から探って、あなただけのオーダーメイドのレメディが問題を解決
してくれます。
夜型人間の正体
夜更かし朝寝坊の悪い癖がついてしまったり、すっかり昼夜が逆転してしまったりなど、こんな
方はいませんか?
三木成夫著「内蔵とこころ」を読んでいると、「夜型人間の正体」という小見出しが。。。
飛行機の発達で、時差ボケの研究が進んでいますが、ドイツのマックス・プランク研究所の「睡
眠壕」と呼ばれる研究が紹介されています。
時間のわからない部屋で、長時間好きなように寝起きをさせると、ほとんど例外なく24時間よ
り、1時間前後も長い「25時間」というズレが、それが毎日毎日進み、約2週間で昼夜の逆転
が起こるそうです。
さらに、こうしたズレの素質は、誰もにある物だと。
この不思議なリズムは、地球生命のふるさとである、大海原のうねり「潮汐(ちょうせき)リズ
ム」と深い関係があるようです。
地球生命のリズムが、私たちの体内時計となって、それぞれの時を自分のペースで刻み続けているのですね。。。
寝だめ、寝過ぎは体に悪い
私たちには、毎日睡眠を取らなければならない理由があります。
人間が四つ足歩行から二足歩行に進化したことで、起きて動いている間は重力を受ける様になり
眠ることにより、重力から解放され、活動に必要な酸素を体に取り入れる必要がなくなります。
私たちの細胞エネルギーのミトコンドリアは、酸素を使って活動しています。
そのミトコンドリアは、脳神経や心筋、骨格筋などの筋肉に多いので、眠って酸素を必要としな
くなれば、脳や心臓、筋肉が休まるのです。
だから、眠ると筋肉や脳の疲れが取れるのです。
また、眠ることで体に必要な酸素量が減り、血流も少なくてすみ、血液の流れもよくなり流れや
すくなります。
こどもは、ミトコンドリア系よりも、酸素を使わずに糖を使って活動する解糖系のエネルギーが
必要です。
解糖系のエネルギーは細胞分裂を繰り返すので、こどもがよく眠ると細胞分裂が活発になって
成長が促されるのです。
「寝る子は育つ」と言いますよね!?
ところが、大人はいくらたっぷりと寝ても、こどものような成長は望めません。
逆に寝過ぎは、夜になれば眠くなる、朝になれば目覚めるという自律神経のバランスが崩れる原
因ともなるのです。
寝すぎると、自律神経の副交感神経が優位になりすぎてしまい、副交感神経はもともとリラック
スする方向に向かう神経なので、寝すぎてしまうとリラックスも過剰となり、
結果的には、体がだるい、気力が下がる、体がシャキットしないなどという体調に陥ってしまう
のです。。。
寝だめ、寝過ぎも睡眠不足と同じで、良い事とは言えないようですよ!
東京スクールオブホメオパシー代表
(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子
東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)
℡ 03-5227-8305