女性の病気は冷えがつくり、男性の病気は興奮がつくる?
日本は長寿国と言われますが、長寿の要因は男性と女性では違うようですよ!
こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
東京新宿区神楽坂でホメオパシーの学校を運営しています。
陰徳を積むことと心の平安
毎朝、近所のバス停の掃除をしている初老の男性。
正確に言えば、私自身毎日その時間にバスを使っているわけではないので、男性が毎日掃除をし
ているのかはわからないのですが、バス停はいつもキレイになっています。
日陰をわけてくれる女性。
真夏のような日差しの中をバスを待っていると、隣に並ぶ女性が自分の日傘を私の方に傾けて陰
を作ってくれています。
人に知られないように施す恩恵のことを「陰徳を積む」と言うそうです。
インドやチベットではみんなやっていることだそうです。
みんなが置かれた環境や境遇でできることをやっているのだそうです。
陰徳を積む行為は、輪廻転生の思想と関係があるようですが、
そういう死生観を持っていなくても、自分のやっていることが誰かの役にたつと思うと、こころ
の隅っこが温かくなるような経験はありますよね?
気持ちがゆるーく、心がやわらかくなりますよね〜!?
この国の人たちは、きっと心の病などにはならないのだろうな〜?
男性の病気は興奮がつくる
安保徹先生によると、「女性の病気は冷えがつくり、男性の病気は興奮がつくる」とか。
女性の長寿者は、沖縄、九州、四国など、暖かい地方に多いのだそうです。
やはり女性にとって冷えは大敵、暖かいところに暮らす人の方が病気になりにくいとはわかりま
す。
それに比べ、男性の長寿者は、長野県など標高の高いところに多いのだそうです。
これは、標高が高いと空気が薄くなり、気圧が低ければ興奮しにくくなるというわけです。
長寿をめぐる謎はいろいろですが、男性の長寿にはこの「興奮」が大きなカギなのかも!
男性の長寿は興奮と関係する?
私たちの体は随意神経と自律神経を通して、脳の指令を受けて働いています。
随意神経は運動神経や感覚神経で、私たちが思ったように動かすことができる神経です。
一方、自律神経は交感神経と副交感神経で構成されており、私たち自身では自由に動かせません
そして、私たちの体の多くの臓器は、このふたつの神経の影響下にあります。
両方の神経が働きかけていることで臓器がコントロールされています。
交感神経は「闘争と迷走の神経」ともいわれ、体を興奮させ、活動的にします。
かたや副交感神経は、リラックスしている時に優位に働いている神経です。
交感神経が興奮した結果、体の各部、臓器に影響が現れることをいいます。
ところが、交感神経が刺激され続け、その結果、興奮した状態が収まらないこともあります。
ストレスなどがそうです。
交感神経が興奮した状態にあると、活動的であるように体の機能が働いてしまいます。
目の場合、瞳孔が開いて、多くの情報が得られるようになったり、涙の分泌量を抑えることで、
よく見えるようになります。
つまり、ストレスによりドライアイという症状が生まれます。
ストレスによって過剰に交感神経が働いてしまうと、便秘になりやすくなるのだそうです。
更に、夜まで脳への刺激がある場合、交感神経の興奮が収まらず、通常ならば副交感神経が優位
になって眠りにつくはずのところが、寝付けない、ということになります。
その結果、不眠になる。
最近では、眠れないからなんとなくスマートフォンを見ていると、波長が短いブルーライトは朝
日の光に似ているので、体は休みたいのに、脳は覚醒してしまうということになります。
このように交感神経の過剰な働きが徐々に体を蝕んでしまうのですね。。。
男性の長寿者は標高の高いところに多く、標高が高いと空気が薄くなり、気圧が低ければ興奮し
にくくなるというわけですが、
これって、チベットやインドの山に暮らす人々の心の平安とも繋がるのかな〜と思うのでした。
東京スクールオブホメオパシー代表
(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子
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