誰のせいにもしない

 

「人のせいにする人」

 

誰にでも多少は心当たりがありそうな。。。

 

そんな心理は何処から来るのでしょう？

 

こんばんは、黒澤今日子です。

 

東京新宿区神楽坂で、ホメオパシーの学校を運営しています。

 

 

人のせいにする人の特徴

 

人のせいにしてしまう人には、こんな特徴が。。。

 

「でも」が多い

 

人のせいにする人は、自分の立場を悪くしたくないので、心の中では「そりゃ、多少は自分も悪

かったかもしれないけど。。。」とは思いながらも、「でも君の方がもっと悪い！」と相手のせ

いにする。

 

「でも」の連続で自分の事を正当化しようとする人としゃべると、聞く人の立場からしてみれば

気分はよくありませんね〜？

 

自分を正当化する

 

自分が不利な立場に立たされた時、「車が混んでいて遅れました。。」とか、とっさにこんな言

い訳を言ってしまう。

 

毎回同じように自分を正当化するような言い訳をしていると、いずれは「へんだな」と気付かれ

ます。

 

素直に「すみませんでした」と謝った方が印象は良いのに。

 

反省しない人

 

自分が間違えたのに、ちゃんと教えてくれなかったと人を責める。

 

自分が悪かったと心の中では分かっていても、「自分は悪くない」と、反省をしないで責任転嫁

してしまう。

 

自分に置き換えてみると、冷や汗が出てきませんか。。。？

 

人のせいにする人の心理

 

本当は自分のせいなのに、誰かのせいにしてしまう「こころ」は何処から来るのでしょう。。？

 

認めたら負け

 

「ごめんなさい」「すみません」と言えば自分が負けになるから、絶対に言いたくない。

 

人のせいにしてしまう人は、自分はデキる人だと思われたい気持ちが強いようです。

 

本当にデキる人というのは、ミスをした時にきちんと謝る事が出来る人ですがそれが出来ない。

 

「出来ないと言ったら、出来ない人と思われる」、「苦手と認めたら相手に馬鹿にされる」と

いうような承認欲求が高い人。

 

人は未熟なもので、時に助けてもらったり、サポートしてもらったりしながら、努力して成長し

ていけば良い事なのに、出来ないことを人のせいにして自分は何も悪くないと考えてしまう。

 

自分ではなく人のせいにして自分を守ろうとしてしまう人。

 

病気の場合

 

うつ病といえば、真面目で几帳面な人に多く、仕事でミスをして自分を責めすぎたりして心を病

んでしまうような人に多いのですが、

 

そんなうつ病とは対照的な新型うつ病の人が、今の20代、30代の人たちの間に多いそうです。

 

このようなタイプの人は、自分が仕事でミスをした時に、自分が悪かったと反省するのではなく

「きちんと教えてくれなかった上司の責任で、だからミスをした」と責任転嫁をする。

 

考え方はとても自己中心的で、周りの人と足並みを揃えて働く事が難しく、「仕事に行きたくな

い」と心が病気になってうつを発症してしまうようなのです。

 

うつのタイプも自分を責めるタイプから、人を責めるタイプに変って来たのかしら。。。などと

思うことがあります。。。

 

誰のせいにもしない

 

茨木のりこの詩は、こころにぐさりと突き刺さり、その後何とも言えない爽やかな風が吹いて来

るようです！

 

ときどき、こんな詩を読みながら、自分の足下を見直してみることも必要だな〜と思うのです。

 

茨木のりこの詩
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが　ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

 

失敗を人のせいにしない

約束を守る

責任から逃げない

病気になったことを人のせいにしない

「潔い人」とはこういう人のことをいうのだろうと思うのです。

 

 

 

 - ホメオパシーとこころ