薬を使わずに、愛と笑いで癒しを起こす人!
2017/08/11
「薬を使わずに、愛と笑いで癒しを起こす人」こんな人がいたらいいですね〜!
実は、実際にこんな人がいるのです。
こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
東京新宿区でホメオパシーの学校を運営しています。
薬を使わずに、愛と笑いで病気の人を癒した
人生には、辛いこと悲しいこといろいろありますが、この世でいちばん辛いことはどんなことだと思いますか?
それは、「孤独」かもしれません。
誰にも理解されずに、強い自殺衝動にかられて10代の頃精神病院に自主入院した人がいました。
その精神病院で、孤独で孤独で救われずにいた入院患者との出会いによって、自らが救われることになったのが、ハンター・アダムス氏でした。
ロビン・ウイリアムス主演の映画「パッチ・アダムス」の主人公になった人です。
精神病院を自主退院した後、ハンター・アダムス氏は医者になりました。
理想の医療を目指し、それを実現するために12年もの間、無料診療所を運営していました。
当時24時間体制で、のべ1万5千人の患者を診、その中には3千人もの重度の精神病を患った人たちもいたそうです。
しかし、彼は一度も精神安定剤を処方しなかったと言います。
薬を与える代わりに、「愛」と「笑い」と「ユーモア」を使ったのです。
彼自身の目指すロールモデルは「赤ひげ先生」だと言いますが、
それにいたずらっ子のような笑いとユーモアが備わったのがパッチ・アダムスことハンター・アダムス氏です。
私はホメオパシーの学校の代表なので、生徒さんに講義をしますが、授業の中ではたくさんのレメディを生徒さんと一緒に学びます。
ホメオパシーのレメディには、検証実験によってそれぞれ身体や精神的特徴がわかっています。
そして患者さんの特徴に似たレメディが見つかると、そのレメディが様々な症状を改善することも200年の歴史で実証済みです。
それが難しい病気でも、精神的な問題でも。
わたしの娘のてんかんがレメディ1粒で完治したように。
ホメオパシーの授業では、レメディをより深く理解するため、ときに映画や小説、おとぎ話に登場する人物を研究することがあります。
ホメオパシーを学ぶ生徒さんたちはみな勉強熱心です。
それは、ひとつにはその勉強が面白いからです。
映画や小説の登場人物のレメディを考えるなんて、とってもエキサイティングです!
先日、「パッチ・アダムス」の映画に出てくる登場人物を4人取り上げて、卒業生向けの授業の中でそれらのレメディを考えるという試みをしました。
ホメオパシーは人間をまるごと理解していく勉強なので、時折こんな授業もするのです。
今回パッチ・アダムスことハンター・アダムス氏を題材にして研究させて頂きましたが、レメディの勉強だけでなく、セラピストとしても学ぶべきものがとてもたくさんありました。
人の病は、薬や道具によってではなく、笑いとユーモア、愛で癒されていくことを。
ホメオパスという職業も、ただレメディを処方するだけではなく、患者さんに愛を持って寄り添うことがとても大切なのです。
映画「パッチ・アダムス」とハンター・アダムスさんから大きな愛をいただいた授業でした。
チャップリン
愛と笑いで癒しを起こす人、もうひとりに「チャップリン」を上げたいと思います。
チャールズ・チャップリンの代表作は、「キッド」「黄金時代」「街の灯」「モダンタイムス」「独裁者」「ライムライト」など、この映画のどれも観ました。
チャップリンの映画は、どれもユーモアの陰に社会風刺があり、下町に生きる人たちの哀愁や涙や怒りなどがあらわれています。
チャップリン自身も、1才の時に両親が離婚し、それ以降は母親に育てられたそうです。
そのころ舞台に立っていた母親がノドを潰してしまい、その代わりにチャップリンが5才で初舞台に立ちました。
はからずもそのせいで、家族は貧困生活に陥り、ついに母親は精神に異常をきたして施設に収容されたようです。
チャップリン自身は、貧民院や孤児院を渡り歩いたそうです。
そんな生い立ちもきっとそれぞれの映画に反映されていたのかな〜と思います。
次回の授業では、「チャップリン」を題材にして、そのレメディを考える授業をします。
ホメオパシーは人間洞察です。
それはユニークでおもしろいです〜!
東京スクールオブホメオパシー代表
(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子
東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)
℡ 03-5227-8305