毒をもって毒を制す!ホメオパシー

   

忙しい毎日のナチュラル健康習慣

 

〜からだ想いのメールマガジン〜

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「毒をもって毒を制す」

ホメオパシーをこんな風に

紹介する人もいますが、

間違ってはいないけれど、

なんとなく好きではないなぁ。。と私

 

何故なんだろうと考えてみると、

「毒」の持つイメージに

囚われているからなのかも。。。

 

でも、実は「毒」って素晴らしい「薬」

にもなるわけで、

 

だったら、「毒をもって毒を制す」も

いいかもしれないな(笑)

 

東京新宿区神楽坂で

自然療法の学校を運営しています

神楽坂の明るい街にある、

少人数クラスを特徴とした学校です

 

猛毒のトリカブト

 

「美しい花にはトゲがある」

「美しい花にはドクがある」

 

ホメオパシーのレメディとして

有名なアコナイト

その原材料であるヨウシュトリカブト

非常に美しい紫色の花をつけます

 

トリカブトはヨーロッパでは、

古代から中世まで毒殺用に使われてきた

恐ろしい植物でした

 

政略上の毒殺や近親者の毒殺に、

はたまた継子殺しに使われ、

「継母の毒」と言われていたとか。。。

なんともおそろしや〜

 

そんな「継母の毒」と言われた

トリカブトから作られたレメディ

アコナイトは、

実は妊娠中や分娩中の恐怖感に

襲われた女性や

生まれた直後のショック状態の赤ちゃんを

助けてくれるのですから、あら不思議!

 

もちろんレメディですから

毒の心配はありません!

 

日本では昔からトリカブトの毒は

もっぱら矢毒として使われてきた歴史があり、

神武天皇東征の折の

五瀬命(いつせのみこと)の死、

日本武尊(やまとたけるのみこと)の

伊吹山の死、

神功皇后の夫君の死、

仲哀天皇の熊との戦いの時の死などが

トリカブトの毒矢によるものとか。。。

もう一方では、トリカブトの根は、

「烏頭うず」「附子ぶし」「天雄てんゆう」

と呼ばれて古くから薬用に使われてきました

 

八味地黄丸(はちみじおうがん)や

真武湯(しんぶとう)、

天雄散(てんゆうさん)などに使われ、

その昔、華岡青洲の麻酔剤として有名な

通仙散(つうせんさん)にも使われていたとか

早春にヨモギに似た芽を出すトリカブトは

時折山菜と間違えられて中毒事件となり

新聞の片隅に載ります

確かに若い芽は間違え易いようですねぇ

その道のプロにも見極めるのが難しいそうです

 

身近にある毒に気をつけよう!

 

生徒さんが神社の境内に

中華料理に使う「八角」が落ちていたので

料理に使えると思い喜んで拾っていたら、

一緒に連れていた飼い犬が

それを食べて痙攣を起こし

病院に駆け込んだということがありました

 

その生徒さんは「八角」と思って

拾った実を持って来て

見せてくれたのですが、

実はそれはよく似ているが

「八角」ではなく、「シキミ」と呼ばれる

植物の実だったのです

神社で時々見られますね

 

これはよく線香といっしょに

葬儀やお墓に供えられる植物で、

アニサチンという

痙攣性の神経毒が含まれている

毒性の植物なのであります

 

ところがその実ときたら

実に「八角」とよく似ていて、

 

なんと英名も

「ジャパニーズ・アニス・ツリー」と言い、

なんとも美味しそうな名前!

 

ということで、

どうぞお気をつけ下さい、

美しい花と美味しそうな名前には!

 

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 - ホメオパシーとレメディ