知らないことで失ってしまうもの
2017/08/11
知らないというだけで、大切なものを失ってしまうとしたら、
誰でも、こんなことは絶対に避けたいですよね!?
その大切なものが、「ひとつしかない健康」だったとしたら怖いと思いませんか?
こんばんは、東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
東京新宿区神楽坂でホメオパシーの学校を運営しています。
七難三毒みな滅し ニ求両願も成就せん
聞いた話によると、観音さまは、状況に応じて自在に姿を変化させるそうです。
仏教には、「方便」という言葉があるそうですが、
衆生を救うため、あるいは悟りに近づかせるために、何か一定の方法しかないのではないという意味なのだとか。
手を変え品を変え、さまざまに形を変えて、相手が理解しやすいように、また受け入れやすいように工夫を加えていくのだそうで、
救済のために千変万化するのが観音菩薩だそうです。
その観音さまのことばに「七難三毒みな滅し ニ求両願も成就せん」というのがあるそうです。
「七難」とは仏教における七つの禍(わざわい)で、「三毒」とは自分を苦しめる欲望・怒り・無知(愚かさ)を指しているそうです。
観音さまの法力によって、あるいは観音さまを無心に念ずることによって、これらの禍いや煩悩が消滅し、今生と来生の願いが聞き届けられるということです。
七難はともかく、自分で自分を苦しめる「三毒」の欲望や怒りは身に覚えもあり、わかりやすいかもしれませんが、無知(愚かさ)には気がつかないことも多々あるのではなどと思うのです。
知らないことで失ってしまう大切なもの
観音さまのおっしゃる「無知(愚かさ)」には、「無知」のせいで大切なものを失ってしまう「愚かさ」と考えることが出来るかもしれません。
誰しも、知っていることよりも知らないことの方が多いのは当たり前のことで、そのことが問題なのではなく、知ろうとしないことが「愚かさ」に通じるのかもしれないと思うのです。
知ろうとしない心にはいろいろありますね!?
1、あたりまえ、常識という固執した考えにしがみついて離れない心
2、自分で知ろうとしない、人に頼る、人まかせな心
3、面倒くさいと素通りして考えようとしない心
もっとあるかもしれませんが。。。この心をもしかすると愚かな無知と観音さまはおっしゃっているのかもしれないな〜。。。などど思うときがあります。
でも、こんな心がもしも大切なものを失わせることになってしまえば、それこそ観音さまに叱られるか、後悔する自分を愚かと悔いるか。。。(汗)
私自身もこの無知と愚かで、わが子の健康を回復させることなく失敗をした本人ですが、
この失敗を知ってからは、この失敗を二度と繰り返さないように目を大きく開いて、耳の穴をほじって、20年近く「本当のこと」「真実」を探して来たように思います。
薬で病気は治らないということを知ってから
娘の病気が薬で治らないことから、薬以外のものを探し求めて来た20年だったかもしれないな〜と振り返ります。
インターネットがまだ一般には普及されていなかったその頃は、まだまだ現代医学や薬についての情報は限られていて、知ることが難しかった時代でした。
でも、今は違います。
薬についてのメリットとデメリットを知ることができます。
薬ではなく、辛い病気から解放される方法があるということを、誰でもが自由に知ることができます。
問題は、それを知ろうとしない心が、健康をいう大切なものを失わせてしまうことになるということなのです。
私たちの住む日本は現代医学が中心です。薬を使ったり、病院での治療のことです。
現代医学というくらいですから、実はその歴史は浅いのですが、そこに人はすべてを委ねてしまいました。
薬で病気は治る、薬は凄いという幻想を持ってしまいました。
そして、多くの人が今もまだその幻想を手放そうとしません。
それでも最近では、「薬を使いたくない」「もっと穏やかな自然な方法で治したい」と考える方が増えて来ています。
本屋さんに行けば、「クスリは飲んではいけない」「クスリに殺されない47の心得」「医者に殺されない47の心得」「その1錠が脳をダメにする」。。。こんな本が並んでいます。
インターネットの普及によって、私たちは今まで知らなかった情報を手に入れることが出来るようになりました。
それにより「クスリ信奉」の日本人の中でも、「なにか変だぞ」という漠然とした感じが生まれて来ているように思います。
現代医学は、そもそも何を治そうとしているのでしょうか?
その治療は、症状と病気を同一視し、あらわれている症状を敵(悪、害)と見なし、「胃痛の治療」「頭痛の治療」というように人間を部分で切り離して考えていきます。
それに対して、ホメオパシーをはじめとする自然療法は、人間を精神と身体の統一体として捉えます。
人間とは、精神(こころ)と身体(からだ)が繋がり合って、統合され、調和がもたらされている存在であると考えるのです。
そのために、人間を部分で切り離して治療をしていくことはありません。
ホメオパシーでは、症状と病気を同一視することがなく、病気とは心身のバランスの乱れであり、症状とはそのバランスの乱れを教えてくれるサインやシグナルであると考えます。
そのサインが「胃痛」でも「頭痛」でも、結局は心身のバランスの乱れから発生しているのであるからするべきことはそのバランスの乱れをもとのバランスに戻していくことなのです。
結果として、本来のバランスに戻っていくことで、あらわれていた症状もその役割を終えて消えていくのです。
「胃痛」も「頭痛」も他人の問題ではなく、その人自身の中で起こっているものですから、その人とは別な物として切り離して考えていかないのです。
それこそ人間の自然性に添った考え方だと思いませんか?
今まで知らなかったホメオパシーを、「考えられない」とか「科学的でない」と言って、もし頭から否定してしまっては、それこそ愚かな無知になってしまいませんか?
現代医学も自然療法も必要だから存在しているのです。
どちらにも完璧なものではありません。
それぞれに、メリットもあり、デメリットもあるものです。
それらを知って、賢く活用し、健康を守っていくことこそ、救済のために千変万化する観音菩薩の心ではないのかな〜と思うのですが。。。
東京スクールオブホメオパシー代表
(株)スタンダードホメオパシー代表取締役 黒澤今日子
東京都新宿区天神町64神楽坂アトリエ64 2F(地下鉄東西線神楽坂駅矢来町出口より徒歩4分)
℡ 03-5227-8305