ホメオパシーで考える「離別」のレメディ

   

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ホメオパシーのレメディの中には、

「別名」のついているものが

いくつかあります。

 

まあ、「キャッチコピー」のような

ものでしょうか。。。

 

東京新宿区神楽坂で

自然療法の学校を運営しています。

神楽坂の明るい街にある、

少人数クラスを特徴とした学校です。

 

突然の離別のレメディ

 

例えば、

アルニカ(Arnica)「ケガにアルニカ!」

つまり、どんなケガにも最初の手当として

アルニカが最適ですよ

ということを伝えています。

 

マグ・フォス(Magnesium phosphoricum)

ホメオパシーのアスピリン」

マグ・フォスは頭痛や歯痛、

生理痛などの痛みを、

アスピリンのように緩和する効果がありますよ

ということを伝えています。

 

イグナシアというレメディは、

「突然の離別のレメディ」という

別名がつけられています。

 

今回はこのイグナシアのレメディについて

少し詳しくご紹介したいと思います。

 

イグナシア・アマラ(Ignatia amara)

イグナシウス豆の種子から作ります。

 

こちらで〜す

 

聞いたことがないですねぇ。。イグナシウス豆?

 

このイグナシウス豆は、17世紀に

スペインのイエズス会修道士によって

極東からヨーロッパへ伝えられました。

 

そして、この豆から作られた

イグナシアというレメディは、

主に感情的動揺情緒障害に使われる

ホメオパシーの世界でも

長〜い歴史を持つレメディであり、

とてもたくさんの人に使われて来ました。

 

一口に感情的動揺や情緒障害に

といっても幅広くわかりにくいですね。

 

むしろこのキャッチコピーである

「離別のレメディ」

理解していく方が良いでしょう。

 

こんなときに

 

さて、ここでいう「離別」とは、

自分にとって大事な人との突然の別れ

をさします。

 

・最愛の夫を亡くした

・こどもを亡くした

・流産や死産でこどもを失った

・どうしても産むことが許されず

中絶をしなければならなかった

・父や母を、兄弟を亡くした

・恋人を亡くした

・友人を亡くした

・ペットを亡くした

 

死別ばかりではなく、

離婚や失恋、人間関係の破たん、

それから引越しや転校などと言った

物理的な理由で

別れなければならなかったり、

ホームシックなども。

 

あるいは、一生懸命に関わって来た

プロジェクトや仕事が

突然無くなってしまった。

 

災害などで長年暮らしていた家を

失ってしまった

故郷を失ってしまった。

 

世界中には、

家を追われ、村を追われ、国を追われ

故郷を追われてしまった人々が

たくさんいます。

こんな人たちにも!

 

対象がなんであれ、

失ってしまった時のショックや悲しみ、

憤り、失望、喪失感、絶望感、

このような感情に対して使われるのが

イグナシアなのです。

 

そして、

「突然」というのもキーワードです!

 

時間的な「突然」はもちろん、

覚悟はしていても

心の準備ができていなかったりなど、

こんな場合も考えられます。

 

または、10年前のことであっても

まるで昨日のことのように

感じられるようなこともあります

この場合も、やはり物理的な時間ではなく

心の中の時間では「突然」と

変わりなかったりします。

 

もちろん、

自分でその悲しみや喪失感を

乗り越えることができるのであれば、

レメディを摂る必要はありません。

 

何でもかんでも

レメディに頼ることはありませんから

 

それ以来、

口数が少なくなった

気持ちが落ち込む

泣いたりため息ばかりつく

時にヒステリックになったり、

怒りが噴出したり、感情が不安定になる 

人の表面的な慰めに腹が立つ

ため息ばかりつく

顎が痛くなったり、

口が開けづらくなる

目がピクピクする

顔が痙攣する

吃音が出るようになってしまった

 

こんな症状が見られたら

イグナシアをオススメします。

 

レメディを摂ると何が起こるのか?

 

人間、生きている中では、

なかなか1人では耐えられないことって

ありますよね。

自力ばかりで頑張りすぎずに

他力が必要な時もあります。

 

大事なことは、

レメディは悲しみを抑えるのではなく、

その悲しみを味わい尽くし、自分の中で

全うさせ、自ら手放していく

手助けをするとうことなのです。

 

このレメディを摂った後の

反応も人それぞれです。

 

ある人は、それまでがまんしていた涙が

溢れるように出て来て

ひとしきり泣いた後、

憑き物が落ちたように

スッキリした気持ちになれたと言います。

 

ある人は、いっとき感情が爆発して

自分でもびっくりしたけれど、

その後とても穏やかな気持ちが

ゆっくりとやって来たと言います。

 

変化をダイナミックに

感じる人もいれば、

気がつかないほど微細なレベルで

変化がやってくる場合もあります。

 

11歳の娘とイギリスに渡って間も無く、

娘がリンゴも丸かじりできないくらいに

口が開かなくなったことがありました。

 

その時に、イグナシアを1粒あげたら

10分ほどして口が開けられるように

なったことがありました

ホントびっくりしました。。

 

こどもながらに

お父さんやお姉ちゃん、お友達のいる

日本を離れなければならなかった

整理できない気持ちや淋しさが

そんな症状として

現れていたのだと思います。

 

その娘も、イグナシアによって

おっきな口を開けられるようになり、

イギリスでの生活にも

慣れていきました。

 

心の状態は体にも影響をします。

胸が痛いとか、喉が詰まる感じがする

顎が痛い、口が開かない

こんな人もいます。

心の状態が体に表現されているのです。

 

体はちゃんと心の状態を

教えてくれるんですねぇ〜

 

イグナシア!

心に寄り添うレメディです💕

 

 

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